
書いた記事の滞在時間を見てみよう!

いいですね!チェックは大事です。

平均滞在時間の目安ってどれくらいなの?

内容や文字数で全然違うので一概には言えませんが、、
日本人の読むスピードは1分間で400~600文字くらいらしいですよ。

ふーん、じゃあ昨日書いた2000文字なら3~5分だ!
アナリティクス見てみようっと。


なん、だと…!?

え、なんで0秒なの!?誰も見てないの?
でもPV2あるじゃん……

びっくりしますよね。笑
でもこれ、実はイレギュラーなアクセスとかじゃないんですよ。

え!じゃあなんでこうなるの!?
こんにちは。和雨(@waublg)アナリティクスを見ていると、滞在時間が0秒(なのにPV1以上)になっている場合があります。
これ、見たことありますか?
これは、滞在時間の計算方法によっておこる現象です。
実は、、
滞在時間は正確ではありません。
今回は滞在時間の計算方法を解説して、なぜ0秒現象が起こるのかについて解説します!
ぜひここでしっかり覚えて、分析に活かしてくださいね!
もし「セッション」「回遊」「直帰率」などの用語が分からない場合は、以下の記事を先に読んでみてください。
最近のGoogleの分析ツールって、ものすごく便利ですよね。なんでこんなのが無料なのか怖いぐらいです…でも、便利すぎる一方でこんな問題が。そう、ユーザ側にもある程度の知識が求められるようになってしまいま[…]
滞在時間の計算方法
頭の良い人はこれだけ言ったら全部分かってしまうと思うのですが、ブログ滞在時間の計算式は以下のとおりです。
ページ毎の滞在時間 = 次にアクセスしたページの閲覧開始時刻 – ひとつ前にアクセスしたページの閲覧開始時刻
これが、滞在時間の計算方法の基準です!
Googleアナリティクスで滞在時間に関する数値の種類には、
- 平均ページ滞在時間
- 平均セッション時間
の2種類があります。
これは、上の式で各ページの滞在時間を測定したものと、1セッション辺りの滞在時間の平均を測定したものです。
セッション時間の計算式も先ほどと同じ要領で、
セッション時間 = 最後にアクセスしたページの閲覧開始時刻 – 最初にアクセスしたページの閲覧開始時刻
となるわけです。
このように、滞在時間のキーになるのは「ページの閲覧開始時刻」です!
この閲覧開始時刻の情報から、滞在時間は測定されています。
滞在時間0:00のワナ
さて、計算方法から、なぜ滞在時間が0:00になるのか分かりましたか?
滞在時間0:00になる理由は、ユーザが次のページへ遷移していないからです。
もう一度計算式を見てみましょう。
滞在時間 = 次のページの時刻 – 前のページの時刻
この式から分かるように、滞在時間を知るには次のページへのアクセスが必要不可欠なのです。

セッション時間についても同様の事が言えます。
セッション時間 = 最後のページの時刻 – 最初のページの時刻
こちらも『最後のページ = 最初のページ』だった場合、引き算したら0ですよね。
これが滞在時間が0:00になる原因です。
つまり、直帰率100%のページはどうしても滞在時間が0:00になってしまうのです!
ユーザが帰るまでの正確な時間は分からない
説明や図を見て分かったかも知れませんが、アナリティクスで表示される滞在時間は、最後にアクセスしたページの時間が計算に含まれていません。
その理由は最後のページはその次のページの開始時間が存在しないからです。

つまり、アナリティクスで示される滞在時間は実際よりも1ページ分少ないと言えます!
そのため、滞在時間の指標は「何分滞在してくれたか」よりも「平均滞在時間がどれぐらい増えたか」という変化を知るための指標として使いましょう。

でもさ、ページの閉じた時刻を通知すれば良いんじゃないの?

そう思っちゃうところなんですが、システム的にできないんですよ……
世界中がGoogleの言いなりになれば実現できるとは思いますけどね。笑
ともあれ、それは現実的ではないのです。仕方ないものとして割り切りましょう。
さいごに
今回の記事では、滞在時間の計算方法から滞在時間0:00の理由を解説しました!
これさえ分かっていれば、今後そういう現象を目にすることがあっても慌てることはないはずです。
滞在時間はあなたのブログの読者さんが、どれだけ熱心に読んでくれているかの指標にもなります。
正確に把握できないとはいえ、けっして無視して良いものではありません。
計算式を理解したうえで、適切に分析していけるようにしていきましょう!