タイトルを見て驚きましたか?
すみません、半分は脅しです。笑
でも、可能性はゼロでは無いんですよ……
というのも2020年1月、Googleからサードパーティクッキーが制限されるという発表がありました。
これはアフィリエイトしている人にとって、結構衝撃的なことです。
何せ今の状態のままサードパーティクッキーが規制されれば、アドセンスは2022年から収益が52%減になるなんてデータがあるんです。
半分ですよ、半分!
とてもじゃないけど、知らないで済ませられる話ではないですよね。
とは言っても、専門知識が無い人にとっては「サードパーティクッキーってなんぞ」って話だと思います。
今回はその辺りから解説していきますね!
あらかじめこの記事で伝えたい事をまとめておくと、
・サードパーティcookieは許容されなくなる
・それにより、アドセンスの広告の質が落ちる
・結果、アドセンス収益が52%減になると予測されている
・そんな事にはならないと思うけど、可能性があるという注意喚起
という感じです。
絶対安心とは言えないので、気になった方は目を通してみてくださいね。

cookie(クッキー)って何かご存知ですか?

お菓子のクッキー?
そんな訳ない…、とも言い切れない!
毎回テキストが違う事から、中に書いてある事が違うフォーチュンクッキーにちなんで名付けられたらしいのです!(諸説あるかもです)
そんなcookieとは何かと言うと、ユーザとサーバ間でやりとりする、小さな情報です。

小さな情報って何?

ユーザとWebサイトの間で円滑ややりとりができるようにするための、メモ書きみたいなものです
実際の例の方が分かりやすいと思います。
あなたがどこかのWebサイトへアクセスしたとき、一回ログインしたらしばらく再ログインしなくてもページが開けますよね。
これはcookieを使っているからです!
cookieはログイン情報や何回訪問したかなど、細々した情報を記録したものです。
そのcookieをPCとWebサイトの間でやりとりする事によって、毎回ログインしなくてもページを開けるようになるんです。


cookieは便利ではある一方で、プライバシーに関するリスクもあります。
そういう観点で、昨今cookieは規制されつつあります。

それがどうしてアドセンスと関係あるの?

それについてはまず、アドセンスの機能から知っておきましょう
アドセンスはユーザがどんなページを見ているかに応じて、表示する広告を切り替えている事をご存知ですか?
アドセンスのクリック率が高いのは、それぞれの人に合った広告を出すことができるからです!
実はその「ユーザに適した広告」を調べるためにも、cookieは使われています。
Google Chrome等ではcookieを使って、ユーザの行動記録を取っているんです。
収益が52%も減るってどういうこと?
さて、今回最初にお話したサードパーティクッキーの制限ですが、サードパーティというのは「第三者」という意味です。
ブログの視点で言うとWebサイトとユーザが当事者、そのほかの事業者がサードパーティになります。
つまりこの場合、Googleはサードパーティになりますよね。
そのcookieが制限されるという事です。
上の説明だけでも分かるとは思いますが、
- Googleのcookieが制限される
- ユーザの行動記録が取れない
- ユーザの興味・関心が分からないので、適さない広告を表示してしまう
- クリックされない
- 収益ダウン
という流れで、収益が落ちてしまいます。

うわぁ、これはかなり痛い…
ところで収益52%減っていう数字は、どこから来ているの?
Google Chromeエンジニアリング担当ディレクターのジャスティン・シューさんという方が、こんなことを言っていたそうです。
最近の調査では、Cookieを削除して広告の関連性を低くすると、出版社の資金は平均52%減少することが示されています。
また、下記のPDFにもcookie規制についての数字が出ています。
⇒Google:Effect of disabling third-party cookies on publisher revenue
絶対に収益が減るとは言えない
ここまで書きましたが、絶対に収益が減ってしまいますよと言っている訳ではありません。
これは、冒頭でも書いた通り「今の状態のままサードパーティクッキーが規制されれば」の話です。
そりゃあ、ただいたずらに収益下がってヨシ!なんて流石のGoogle先生も言いませんよね。
サードパーティクッキーを規制する代わりに、「プライバシーサンドボックス」というのを実現して対処すると発表がありました。
「サードパーティクッキーはユーザのプライバシーを侵害するから2年以内に規制することにしたよ。(世界的にその流れになっています)
でも何も代替案を出さないで規制なんてしたら、cookie使うより酷いプライバシー侵害をするような手法が取られるようになっちゃうんだ。
だから2022年にcookieを規制するまでにプライバシーサンドボックスを実現して、上手くデータ収集出来るようにするのを目指すよ。」
といった具合です。
だからそれほど絶望する必要もありません。

じゃあ何でこんなに脅してきたの(怒
ごめんなさい。笑
でも、絶対に収益は減らないとは言い切れないんです。
なぜならこのプライバシーサンドボックス、2020年になりたての現時点では、まだ万全ではないそうです。
もちろん発表するからには、ほぼ実現目処が立っているとは思います。
とはいえ知らないままでいるのは危険だと思いませんか?
注意しておいて損はないですよね!
ブロガーに何かできることはあるの?
特化ブログを視野に入れる
今回の件について、アドセンス収益を守る方法というのはありませんが、方針を見つめ直す良い機会になるのではないでしょうか?
この問題が最悪の事態になった場合、どのようなブログが危ないでしょうか?
恐らく、ほぼアドセンスでしか収益を上げていない雑記ブログです。
なぜならテーマが分散している雑記ブログは、どういう人がサイトに訪れているのかを分析しにくいからです。
いざアドセンスから別の広告を出そうと思っても何が適切な広告が分からないと、別の広告にしてもクリック率は上がらないですよね。
その点特化ブログならユーザが想像しやすいですよね。
ユーザ層が分かっていれば、ASPから自分で適切な広告を選んで載せられるようになるはずです。
アドセンスだけじゃなくその他のASPでも収益を立てられるようになっていれば、アドセンス収益が減るにしても、壊滅的な事態は避けられるでしょう。
いわゆるリスクヘッジです!
そういう観点で言えば、これからブログで収益を立てようと考えている人は特化ブログの方が安心だと思います。
もちろん雑記ブログを止めようと言っている訳ではありませんので、あしからず。
ASP広告の比率を増やす
アドセンスのクリック率が低くなるなら、自分で適切な広告を考えたうえでASPの広告を配置しましょう!
アドセンスの売りはクリックされやすさ。
その分単価は安くなっています。
それなのにアドセンスがクリックされにくくなるとしたら、それならいっそ自分で選んだ読者さんにぴったりの広告を選んで配置した方が良いですよね!
ASP(アフィリエイト広告を紹介する会社)の広告はクリックではなく購入に対して報酬が発生する「成果報酬型」と言われるタイプの広告がほとんどですが、その分単価はアドセンスよりも全然高いです。
ですので、アドセンスの代わりにASP広告の比率を増やしてあげるのも賢い選択ではないでしょうか?
ちなみに月何十万と稼いでいる人は、アドセンスではなく成果報酬型広告が中心らしいです。
もしアドセンスしかやってない!という方は、人気のASPだけでも登録しておくと良いですよ!
まだきちんとASP登録が検討できていないなと思ったら、以下の記事を参考にしてください。
ブログを始めたばかりの頃って、ASP登録に悩んじゃいますよね。アフィリエイトが詐欺っぽい印象を持っている人も居ますし、「登録料や月額利用料ってかかるのかな?」とか、不安があるかもしれません。今回の記事で[…]
ASPは会社ごとに広告の種類が違うので、人気のASPは一通り登録しておくと良いですよ!
登録は無料なので、気軽に申請してみましょう!
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最後に
今回は技術的な部分なので、上手く適切に伝わっていれば良いのですが…!!
もし分からない点や疑問点があれば、お問い合わせください!
この記事のコメント欄、TwitterのDM、LINEなんでも受け付けています。
昨今のLINE@はセールスが多いそうですが、私はとくにそういった行動をとる予定はありません。
現時点ではお悩み相談窓口になっているので、お気軽に質問してくださいね!
プライバシーサンドボックスについては明るくないので、もし知りたいという方は一緒に調査しましょう!笑
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!